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酸熱トリートメントで色落ちする??

 

 

最近 多くのメーカーが出してる
グリオキシル酸 っていう成分を
使った 持続性ヘアトリートメント。

 

酸性トリートメントだけでなく
酸熱トリートメントとか
ストリートメント、ACID SHAPERとか

いろんなネーミングで
多くの美容室で行われている
人気の高いサロントリートメントだ。

 

 

 

 

みんな一度は聞いたことあるんじゃないかな。

 

 

 

 

 

このトリートメントは

 

 

 

 

ヘアカラーとの相性の問題で

トリートメントをすると

どうしても 色落ち してしまう!

 

 

 

 

 

 

 

 そもそも 色落ちしやすい
アッシュ系なんかなら 特に顕著に
色落ちしてしまう事もよくある。。。

 

この トリートメントでの
ヘアカラーの色落ちに関して

結構 
勘違いしてるんだよね・・・

 

 

 

ヘアカラー(毛染め)は

アルカリ性の薬で 発色してるので

酸性のトリートメントの影響で

どうしても 色を落としてしまう。

 

簡単にいうと・・・

 

アルカリ性で作られた色味なんで

酸性で取れちゃうっていう理屈!

 

 

補足として・・・

ただ アルカリは髪に悪いので
酸性になるのは良い事なんです

色落ちは傷んでる訳ではないので
ある程度仕方ないです・・・(汗)

 

悪者であるアルカリで染まった色なんで
髪に良い酸性で取れるのは良い事だ!

そんな イメージさえ与えてしまいがち・・・

 

 

 

酸性が強いと毛染めが落ちやすいのは
決して 間違いではないが・・・

そのアルカリの説明は間違ってる(笑)

 

 

なんなら アルカリ性でも色落ちはするし

酸性でも アルカリ性でも

必ず 色落ち=ヘアダメージはある!

 

 

 

 

 

なにが 間違っているかっていうと

 

ヘアカラーの発色は

アルカリとは 関係ない!

 

ってこと♪

 

 

 

ヘアカラーっていうのは
脱色(ブリーチ) と
発色(色が出る)を同時にしてるんだけど

 

脱色はアルカリと オキシの酸素 で起こる

※ オキシの酸素 とはヘアカラー剤の
2液のオキシドール(過酸化水素水)が
分解されて出る 酸素 のことね。

 

そんで

アッシュだとかの 毛染めの 発色は

ヘアカラーの1剤の色素 と

オキシの酸素が 反応して

(これを酸化という)色が出来る。

 

発色は 色素と酸素

酸化反応 なんだ!

 

色素と酸性の 酸性反応じゃ〜ないよ(笑)

 

 

脱色はアルカリが関係してるけど

 

発色とアルカリは全くの無関係なのだ。

 

だから アルカリで染めてるから
酸性で落ちるってのは 間違ってるんだね・・・

 

※ アルカリの方がオキシを分解しやすいので
多くの酸素が発生して染まりが良い
っていうのはあるけどね。

 

 

 

んじゃ なんで

酸性だと 色落ちするのか?

 

これは 毛染めや
発色だけじゃ〜ないけど
髪の毛は pH5.5〜6ぐらいの
弱酸性が一番安定してるんだ。。。

ヘアカラー剤の色素が酸化されて
出来た色も この弱酸性が一番安定してる!

 

無理に酸性やアルカリ性にすると
せっかく作った 毛染めの色が
破壊されちゃたりするんだよね〜

 

そう 弱酸性がベストで安定してて

酸性もアルカリ性も色素を破壊しちゃうんだね。

 

酸性が強いと 収斂といって
軋んで壊れやすくモロい髪になるし

アルカリ性が強いと 膨潤して
色素が溶けやすくなったりするんだよね〜

 

 

酸性は 固まってボロボロに脆くなる感じ

アルカリ性は 柔らかくなって溶ける感じ

 

ま どっちみち

シャンプーで色素を洗い流す褪色と違い

色素を無理に酸性で破壊するぐらいだから

髪の毛もそれなりにダメージさせてる

のは間違いないとこだよね♪

 

 

髪は 弱酸性がベストであって

酸性も アルカリ性も

どっちも 良くない!

ここは 忘れちゃダメだよ・・・