髪の毛は 弱酸性の状態がベスト
ヘアカラーやパーマ、縮毛矯正とかしてアルカリ性になるとダメージしちゃう!
これって 一度くらいは聞いた事ありますよね?
「ヘアカラーの色持ちが悪い」
「髪の毛がパサついてしまう」
「パーマのダメージを軽減したい」
「パーマ・カラー後の臭いが気になる」
こんな悩みがある方は、もしかして【アルカリ残留】が原因かもしれません!
【アルカリ残留】とはパーマやカラーをすることによって髪の中にアルカリが残っている状態を言います。
「カラー後しっかり流せば良いんじゃないの?」「シャンプーすれば勝手に元に戻るんでしょ?」そんな風に思っている方も多いかと思いますが、
何もケアしないまま放っておくと強いアルカリの薬剤使用だと10日間前後、オーガニック、無添加のアミノ酸系などのマイルドシャンプー使用だと2〜3週間もアルカリ残留すると言われています
このアルカリ残留している期間中に
どんどん ヘアダメージしちゃうんですね!
ヘアカラーリングやパーマ、縮毛矯正でアルカリの強い薬剤を使用したら、アシッド剤等でアルカリを中和して、その間にちゃんとアルカリ成分を落とせるシャンプーで洗うことで除去するのです。
アルカリ除去はシャンプーで行います!
だから、無添加、オーガニック、天然成分、アミノ酸系などの洗浄力の優しいマイルドシャンプーではなかなかアルカリ除去はできない場合もあります。
クエン酸とかお酢とかを薄めてアルカリ除去っていうのは、昭和の中頃のまだ石けん系のシャンプーしかなかった時代に、石けんのアルカリを中和するために行なっていた!という歴史はあるんだけど・・・
石けんの場合は、アルカリといってもアルカリ度っていうアルカリの強さを示す数値はすごく弱くて、普通のヘアカラー剤と比べるとアルカリの強さは、50分の1もない程度なんですよね〜!
だから、カラーやパーマの強いアルカリ成分なんて、アルカリ度っていうアルカリの強さを示す数値がとても高いので、クエン酸やポッカレモン程度の酸度(酸性にする力)じゃ〜絶対に中和は出来ません!
毛髪理論的にいうと… パーマやカラー剤は、pHがアルカリ性というだけじゃなくアルカリ度が高い(強い)ので、酸度の低い(弱い)クエン酸水やレモン水などではアルカリ中和は不可能!
あとね、クエン酸水のデメリットはpH1.8程度の強い酸性 だということなんだよね…
よくこういう酸リンスとかアシッド剤を使うと特にダメージ毛の人とか軋む場合がほとんどなんだけど、髪の毛にpH2程度の強い酸性の薬品がつくと、髪の毛は 過収斂っていって表面のキューティクルが固くしまり硬化して閉じてしまうんだよね。
髪が過剰に収斂すると、アルカリ剤が内部に閉じ込められて除去されにくくなる!
こうなると余計にシャンプーでアルカリ除去が困難になってしまう場合もあります。
っていうことでクエン酸水ではアルカリ中和は不可能だし…
過収斂するのでシャンプーでのアルカリ除去の邪魔をしかねません!
当店で強いアルカリを使用したメニューの際には酸度のもっと強いDO-Sアシッドを使用します
一発でほぼ理想的なpH5.8程度の弱酸性までパーマ液のアルカリ中和が可能なのです。
◎ クエン酸、お酢、レモン水などは pH2の強酸性でアルカリ中和能力はほとんど無い
◎ DO-Sアシッドは pH5の弱酸性でアルカリ中和能力がすごく強い
過収斂させないで、アルカリ中和させるのはどっちが有効かは一目瞭然ですね
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